忍者ブログ

カレンダー

05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新記事

(12/31)
(07/27)
(10/18)
(04/11)
(02/13)

ブログ内検索

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

能力を詳しく


亨仁「翠瑠や夜斗達って、今はこんなだけどさ。前は、仕事って、どんなことやってたんだ?」

翠瑠「生きとし生けるものの、始まりと終わりに立ち会う仕事です」

亨仁「…もうちょっと分かりやすく…」

月矢「無から有を生み出すのが天使、有を無に帰すのが悪魔…と聞いた事があるわ」

翠瑠「そうですね…えっと、じゃあ、例えばこの花なんですけど。
種から発芽する時に力添えするのが天使の仕事。その後成長して、花が咲いて実が成って…という辺りは、元々この植物が持っている力なので、私達は介入しません。
枯れた後、土に戻って、場合によってはまた種になる…この辺りが、夜斗さん達、悪魔の領分です」

月矢「0から1を、1から0をと聞くと、真反対の力…こう『→←』双方向のイメージだったけれど…リサイクルの矢印図みたいに、一定方向で円を描く感じなのね。…リサイクルマークは三角形だけれど」

亨仁「先輩、リサイクルの矢印図って…」

月矢「その辺でペットボトルでも買って来なさい」

亨仁「はい…」

夜斗「あ、あとこっちにはいねーけど、天には、堕天っていう突然変異がいて、それの能力は、俺らとは全然違うらしいな。
とはいえ伝え聞く限り、存在自体が絵空事というか、噂というか…滅茶苦茶だ。実際会った奴なんていねーしなぁ…でもまぁいるらしい」

亨仁「何だその、すっごい曖昧な話しぶり…」

夜斗「伝説級なんだよ。いる筈なんだが、どこにいるんだか…」

亨仁「ツチノコとかUMAみたいなもんか…?ちなみに、全然違うって、どんな力持ってんの?」

翠瑠「堕天の能力は、一言で言うと、逆回転…でしょうか。逆走、逆流。私達とは能力が及ぶ方向性が、真逆なんです」

夜斗「さっき言ってた花だけどな。堕天の場合、咲いてる花を、元の種の状態に戻せる」

亨仁「は…ッ?え、何それ、そんなん可能なのか…!?」

夜斗「花を種に、だけ聞くと、悪魔も似たようなことをしてるように見えるかもしれねーが…俺らの場合は、最初に咲いた花の種とは『違う』種だ」

翠瑠「ですが堕天は、既に花が咲くにまで至った植物を、元に戻せると。花だからこそ『種』ですが…」

月矢「…それは、人にも?」

翠瑠「…はい。もし使えば、死者の蘇生、ということも可能なのではないかと」

月矢「…!!」

翠瑠「あと、そうですね…もし人が、生まれ変わりを続けているのであれば…今の人物になる『前』の人に、戻す、ということも」

亨仁「俺が俺じゃなくて、前世の…武士とか?そういうのになっちまうかもってことか…!?」

翠瑠「可能性としては、あるようです」

夜斗「な?ありえねー感じだろ」

翠瑠「とはいえ噂話の域を出ないと言いますか…本当に、稀にしか現れない種なもので、現在も色々と研究中だそうですよ」

亨仁「え、それ、その…堕天?っていうの?そういうヒトって結局いるの?」

翠瑠「どうでしょう…もしいたとしても、軍上層部が匿うでしょうから、私達にはなんとも」

夜斗「いねーと思うんだがなぁ俺は…いたとしても、能力に関しては、大げさに言いすぎだと思うぜ」

翠瑠「ですがもし本当ならば、その能力は、あってはならない程のもの。ですから堕天は、忌み嫌われるのです。…話の中だけでも、こうも嫌悪して伝えられるような存在ならば……いない方が幸せなのではないでしょうか」

月矢「……」

亨仁「なーんか迷惑そうな存在?なんだな…?大変だなぁそいつも」




++++++++++++++++++++++++






月矢「……夜斗」

夜斗「………、言った筈だ、召喚されて、初めて会った時に。『何でも叶えられるわけではない』」

月矢「…『「それ」は絶対に出来ないことの一つだ』……」

夜斗「…そうだ」

月矢「……なんて役立たずなのかしら」

夜斗「…………」

月矢「世界の仕組みは、本当、理不尽ね…。私は貴方に、その堕天さん?とやらを連れて来て、と命令すべきだったかしら?」

夜斗「…だから、堕天は」

月矢「『いるかどうか分からない』。ふふ、そんなことすらも、分からないの。どこにいるとかじゃないの。いるのか、いないのか。たったそれだけなのに。それさえも分からないというの。ああ本当になんて…馬鹿げているのかしら」

夜斗「……それも」

月矢「出来ない事に、含まれているの。制約に縛られて、身動きの取れない、がんじがらめ…。いやだわ、なら貴方は、何が出来るのかしら…私が求めるものに対して、一体何なら出来るというのかしら」

夜斗「…………。あいつには…」

月矢「…あぁ、翠瑠さん…?聞いたところで恐らく、答えられる事は貴方とさして変わらないでしょうから……変なことはしないわよ…」

月矢「それにしても、馬鹿ねぇ貴方…堕天というものの存在自体、私に、隠しておくべきだったでしょうに…。眉唾だと。信じてなかったからこそ、口に出してしまったのかしら…。駄目ねぇ」




++++++++++++++++++++++++


月矢さんのスーパーSっ気炸裂タイム。
攻めすぎです。切り上げる以外終わりが見えなかった。

下の方の二人の会話は、後から、二人だけでしてるものです。



そういえば入れ損ねたんですが、堕天の能力ゲージ、それ自体が、普通の天使や悪魔とは逆の働きで、本来は使うほどになくなっていく能力が、堕天の場合は使えば使うほど強くなっていく、という噂もある…とか何とか。
ゲージ、目に見えるものではないですけども。
PR